しなやかで力強く、女性はもちろんのこと男性が踊ってもかっこいいジャズダンスはまさにダンスの花形とも言えるジャンルです。「ジャズダンスを踊ってみたい!」そう思ったことはありませんか?
でも「未経験からあんなに体が動くようになるのか不安」となかなか挑戦できていない方も多いかもしれません。
今回はジャズダンスがどんなダンスなのか、またどんなスクールがジャズダンスを習うのにおすすめなのか、ダンス歴18年の著者が詳しく解説します。
1. そもそもジャズダンスってどんなジャンル?
ジャズダンスは体を大きく使ってしなやかに踊るイメージがありますが、一体どんなジャンルなのでしょうか。まずはジャズがどういうダンスなのか、動画とともに理解していきましょう。
1.1. ジャズダンスってどんなジャンル?
ジャズは20世紀のアメリカで生まれ、その名の通り「ジャズミュージックに合わせて踊る」というシンプルなダンスでした。当時はリズムをとって自由に踊っていましたが、ハリウッドの映画産業やブロードウェーミュージカルの中にジャズが取り入れられるようになってからはバレエの要素を含むようになりました。
そして現在にわたってジャズは変化し続けています。一部のジャズはヒップホップにも取り込まれ、アイドルやアーティストが踊るダンスやテーマパークダンスなどにも派生しました。
「ファンクジャズ」、「ストリートジャズ」、「シアタージャズ」などジャズダンスの中でも種類は分かれていますが、明確な基準があるわけではありません。踊っている本人がジャズだと思えばジャズ、とも言えます。
全てのジャズに共通しているのは「リズム(音楽)にのっている」、「ターンなどバレエの要素を含んでいる」点です。ジャズを習う時は振り付けだけでなくバレエの基礎も習うことになるでしょう。
1.2. 有名なジャズダンス3選
では、ジャズダンスをもっとよく理解するために有名なジャズダンスを3つ見てみましょう。3つとも音楽も振り付けも全く異なるので、いかにジャズが自由なジャンルなのかがわかるはずです。
1.2.1. 瑛人「香水」
Tik Tokをきっかけに一躍有名になったアーティストの瑛人さん。「香水」のミュージックビデオのバックダンサーakariさんがジャズダンスを踊っています。akariさんはジャズとHip Hopを子どもの頃から習い、現在はNoaダンスアカデミーでジャズのクラスも持っているプロの方です。
コンテンポラリーの要素も含んだ豊かな表現力としなやかな体の使い方をじっくり見てみてください!
1.2.2. La La Land「Another Day of Sun」
日本でも大ヒットしたミュージック映画「La La Land」のオープニングではまさに王道とも言えるシアタージャズを見ることができます。ミュージカルやシアターで踊られるダンスの基本がジャズなので、ジャズを踊ることができればこのようなミュージカル系のダンスもマスターできます。大きく体を使って楽しく踊る振り付けが見ていて楽しくなるダンスですね!
1.2.3. Fredy Kosman ft. 菅原小春「Girl Gone Wild」
独自の世界観のあるダンスでメディアに引っ張りだこの菅原小春さん。ジャンルに縛られないダンスが特徴ですが、この動画ではFredy Kosmanというシンガポールのダンサーの振り付けを踊っており、いつもよりもジャズに寄っています。女性らしい振り付けやブレないターンなど体の使い方に見入ってしまいます。
2. ジャズダンスを習得するには?
では、ジャズダンスを習得するにはどうすればよいのでしょうか。動画を見て気づいた方もいると思いますが、ジャズダンスは基礎が非常に大切なジャンルです。
そんなジャズダンスを習得するための方法を以下で紹介します。
2.1. コピーダンス
今すぐ始められる方法がコピーダンスです。YouTubeにあがっている振り付け動画などを見ながら、独学でジャズダンスを学んでいきます。
【メリット】
- いつでもどこでも練習できる
- 自分の好きな曲・振り付けを練習できる
【デメリット】
- 基礎が身につかない
- わからない時に教えてくれる人がいない
「基礎がどれだけできているか」がジャズダンスのクオリティを左右します。上手く踊ろうと思うと、ゆくゆくは専門的なバレエの技術も身につけなければなりません。コピーダンスではなんとなく真似できても、基礎の部分まではマスターできず、またわからない部分もわからないままになってしまいがちです。
ダンス経験者であっても、ジャズを初めて踊る場合にはコピーダンスでは難しいことも珍しくなく、難易度が高い方法だと言えます。
2.2. ダンススクールに通う
ダンススクールに通って、プロのインストラクターに教えてもらうことがジャズの習得方法としてメジャーです。その道のプロに教えてもらえるので、間違いなく技術をつけることができます。
【メリット】
- ジャズダンスの基礎からしっかり身につけることができる
- わからない部分はインストラクターに質問できる
【デメリット】
- 決まった場所・時間に通い続ける必要がある
- 自分の好きな曲や振り付けを必ず教えてもらえるわけではない
コピーダンスよりも自由度は下がりますが、ダンススクールに通うとプロのレッスンを受けられるので確実に上達します。バレエをやったことがなくてもインストラクターがしっかりと基礎を教えてくれるので、軸のあるしなやかな体作りから取り組むことが可能です。
2.3. 出張レッスン
出張レッスンはプライベートの単発レッスンのことです。1名〜複数名の生徒のもとにインストラクターが出張してレッスンを開催します。基本的に好きな曲を事前に指定することができるので、余興など発表会が控えている時におすすめのレッスン方法です。
【メリット】
- 自分の好きな曲・振り付けを教わることができる
- インストラクターが出張に来るので、スクールに通うより手間がかからない
【デメリット】
- 定期的に受けるとお金がかかる
ジャズダンスが上手くなりたいなら、習い始めは定期的にレッスンを受け続けて基礎を固めることが大切です。出張レッスンでも丁寧には見てもらえるものの、毎週出張を頼むと金銭的な負担が大きくなってしまいます。
ですので、出張レッスンは単発で、発表会の振り入れや仕上げなどのために利用する方がおすすめです。
2.4. おすすめは「ジャズクラスがある初心者向けダンススクール」
上記で3つの方法を紹介しましたが、おすすめは「ジャズクラスがある初心者向けダンススクール」です。
定期的に通いやすく、プロのインストラクターが教えてくれるダンススクールはジャズダンスをマスターする一番の近道だと言えます。
何度も言うようにジャズダンスは基礎的な部分が非常に大切であり、また簡単に習得できるものでもありません。ですので、何度も丁寧に教えてくれる初心者向けのクラスがあるところで習うようにしてください。いきなり中・上級者クラスで振り付けだけ習っても行き詰まってしまうからです。
3. ジャズクラスがある初心者向けダンススクール3選
続いてはジャズダンスのクラスがある初心者向けダンススクールを3つ紹介します。ぜひ、気になるスクールの体験レッスンを試してみてください!
3.1. TryUpDance
TryUpDanceは「初心者が楽しく踊れる」ことをモットーとしたダンススクールです。特にジャズダンスのクラスは、厳しく教える先生も少なくありません。一方、TryUpDanceは「楽しくないと続かない」といった考えのもと日々のレッスンを行うため、丁寧に楽しくレッスンを進めます。
上記は難しそうな振り付けですが、超初心者向けに3週かけて徐々に進めていくので無理なく覚えられます。少人数かつアットホームなので、インストラクターに質問しやすい雰囲気の中でレッスンが進むのもおすすめのポイントです!
「今まで踊ったことないけどジャズダンスに挑戦してみたい」「楽しくプレッシャーなく踊れるようになりたい」という方は、ぜひ無料体験レッスンにご参加ください!
3.2. 東京ダンスヴィレッジ
東京ダンスヴィレッジは20代〜30代の女性専用のダンススクールです。同じ年代・背景の人たちが集まるため、同世代と一緒に踊って友達を作りたい!という方におすすめです。
東京ダンスヴィレッジのジャズダンスは「ダイエットにも」と謳っており、ボディメイクも兼ねたい人に向いているでしょう。ジャズとは別でバレエのレッスンも取ることができるので、本格的に取り組むたい方はぜひ一度のぞいてみてください。
3.3. Noaダンスアカデミー
インストラクターの所属数が多いNoaダンスアカデミーはさまざまな選択肢が豊富です。
ジャズは自由度が高く、好みがわかれやすいジャンルです。Noaダンスアカデミーなら「この先生のジャズが合わない」と感じた時にすぐに別のクラスに切り替えることができます。
都内8箇所のスクールから、好きなクラスを自由に受けられる「フリーレッスン制」があるので、「自分にジャズが向いているかわからない」と不安に思う方におすすめです。
いかがだったでしょうか。今回はジャズダンスについて解説しました。おすすめのダンススクールには気になるスクールはありましたか?特にTryUpDanceは生徒が置きざりにならないよう細かく気を配っているので、ダンスをしたことがない方でも無理なくレッスンについていくことができます。まずはぜひ無料体験レッスンを受けてジャズダンスの楽しさを味わってみてください!