[ ダンス Q&A ]

【わかりやすく整理】ダンスのこれまでの歴史とは?

新しいスタイルがどんどん生み出され日々進化するダンスシーンですが、一体ダンスはどのように生まれたのでしょうか。そのルーツを知ることでさらにダンスに愛着がわき、また現代のダンスシーンを理解することにも役立ちます。ダンス歴18年の著者が経験の中で得た知識を駆使し、ダンスの歴史と現状、未来について徹底的解説します!

1. ダンスの歴史とは?

1.ダンスの歴史とは?

ダンスは一体どのように始まったのでしょうか。その起源を追ってみましょう。

 

1.1. ダンスの起源

ダンスの起源は遥か昔にさかのぼり、文明が生まれる前から踊られていたと考えられています。文献として残っている最古のダンスは古代エジプトの壁画だと言われています。エジプト人女性2人が音楽に合わせて踊っている絵で、ベリーダンスのルーツとなった踊りという説もあります。出産の痛みをまぎらわすための躍り、農作物の豊作を祈るための躍りなど諸説があり、はっきりとしたダンスの目的はいまだに不明です。ベリーダンスは8000年以上前に生まれたダンスだと言われているため、ダンスの起源だと言っても過言ではありません!そんな古くから踊られているダンスが現代にも受け継がれていると考えると、人間はダンスとともに歴史を歩んできたような気がしますね。

 

1.2. ダンスにジャンルという多様性が生まれた

ダンスは世界中で自然発生したためジャンルは無限に存在していましたが、はじめから「ジャンル」として認識されていたわけではありません。異なる種類のダンスがどのようにジャンルとして認識され、派生していったのかの過程は解明されていませんが、とても古くから人々はダンスをジャンルに分けていた記録が残っています。例えば、「伎楽(ぎがく)」という音楽と演劇を伴う踊りは推古天皇の時代、つまり西暦612年に中国から日本に伝わってきました。この時代には既にジャンルとしてダンスが踊り分けられていたということです。

 

1.3. 現代のダンスという認識になるまでの流れ

現代では、ダンスはアートでありダンサーはアーティストだと認識されています。かつてダンサーは「職業」でした。古くからエジプトでは結婚式で踊る風習があったり、宮廷で王様のために踊ったりしてお金を稼いでいたのです。そして、時代が進むにつれだんだんと職業ダンサーは仕事のためだけでなく芸術のために踊るようになり、アーティストになっていきました。

バレエは500年以上前に生まれたダンスです。元々貴族のために宮廷で踊られていたものが17世紀には劇場で踊られるようになり、そして18世紀には「ロマンティック・バレエ」と呼ばれる「伝統を壊して自由や神秘性を大切にする」というスタイルが確立されました。この18世紀の「ロマンティック・バレエ」は「芸術」のためのダンスと言うことができます。つまり、ダンサーが職業人からアーティストに変化していったきっかけの1つです。そして今では、ダンスはアートの1つの形として広く認知されています。

 

2. じゃあ現代のダンスはどうなってる?

2.じゃあ現代のダンスはどうなってる?

それでは、現代のダンスはどうなっているのでしょうか。現代のダンスシーンを知り、将来のダンス業界の展望を予測しましょう。

 

2.1. ダンスを職業にしている人の紹介

2017年の「ダンススクール」の市場規模は約1500億円でした。現在、ダンス教室はさらに増えているため、市場規模は拡大しています。また、ダンスを職業にしている人はインストラクターだけではありません。有名な歌手の後ろで踊るバックダンサーはダンサーたちの憧れの職業です。ダンサーの中には菅原小春さんやKAZUHIROさんなど、バックダンサーの枠を超えて芸能人のように活躍する人たちもいます。

また、アイドルや歌手の中にはダンスを売りにしている人たちもいます。その人たちのダンスを考える振付師という職業もダンサーの代表的な仕事です。人気の振付師になると、様々なアーティストのミュージックビデオの撮影やコンサートなどに呼ばれるようになります。

ミュージカルやテーマパークのパレードなどのショーでパフォーマンスすることもダンサーの仕事です。ミュージカルで有名な劇団四季は年間200億円以上、宝塚歌劇団は300億円以上の売上があるとも言われています。その売上を誇るだけのクオリティを観客に提供するため、レベルの高いダンサーたちが選び抜かれています。

ダンスを仕事にする、と言っても活躍する場はたくさんあり、求められる能力は仕事によって異なります。ダンスを職業にしたい場合、強みを分析して自分に合った仕事を選ぶことが大切です。

 

2.2. 最近話題になったダンスのニュース

最近は有名アーティストとコラボするダンサーが度々話題になっています。2019年元旦の紅白歌合戦では、菅原小春さんが米津玄師さんの歌に合わせて踊り、大きな注目を浴びました。その後、「ミュージックステーション」で家入レオさんのバックダンサーをつとめたKAZUHIROさんのダンスもインターネット上で話題となりました。このようにダンサーが注目を浴びる機会が増えています。

また、ダンスにテクノロジーを導入していく風潮も高まってきています。「Everybody dance now」というYouTubeに上げられた動画では、ダンス素人の女性がブルーノ・マーズのダンスを完全にコピーしている様子を見ることができます。プロの動きを画面上で素人の動きにあわせることが、カリフォルニア大学の研究によって可能になりました。今はまだ試作段階ではありますが、今後この技術を生かすとダンスを上手に踊ることができない歌手が、CGなしでプロダンサー並みのダンスをミュージックビデオで披露することも可能になります。数年前から、蛯名健一さんのようにプロジェクションマッピングとダンスを融合させて、独特の世界観を作り出すパフォーマンスも人気となっています。今後、さらにデジタルとダンスが融合していき、新しい表現が生み出されていくことは間違いありません!

 

2.3. 今後ダンス業界はどうなっていくか?

今後のダンス業界はさらに規模が大きくなっていくと考えられます。ダンスが現在では義務教育のカリキュラムの一環となり、ダンスのインストラクターの検定も始まりました。ダンスに触れる機会が増えることで確実にダンス人口は増えていき、コミケのような新しいマーケットが構築されていくのではないかと筆者は予想しています。

年に一度、全国のダンサーがダンスのイベントのために一箇所に集うことになったら、とても楽しそうだと思いませんか?タオルやTシャツ、靴などダンサーのグッズのブランドもさらに充実していくことだと思います。今ではYouTubeで世界中のダンスを見ることができ、国際化はどんどん進んでいく傾向も影響してダンス留学をする人がさらに増えるでしょう。ダンスが国境を超え、新しいスタイルが生まれたり日本の踊り方と海外の踊り方を融合させたスタイルが確率されるかもしれません。

また、前述したようにデジタル技術の発展によりミュージカルなどダンスによるパフォーマンスの質は向上する一方です。演じる規模も大きくなっていき売上も上がっていくでしょう。つまり、ダンス業界全体が成長していくことは間違いありません。ダンスを始めるなら今がチャンスです!興味がある方はぜひスクールに足を運んでみてくださいね。

 

3. ダンスを習ってみたくなったらTryUpDanceの無料体験へ

ダンスを習ってみたくなったらTryUpDanceの無料体験へ

TryUpDanceは都内4拠点でレッスンを開講している、初心者中心の大人向けダンススクールです!上達することではなく、「1週間の楽しみを提供すること」を1番のモットーとして掲げているスクールであり、これを「楽しいイベントとそれに対する生徒の高い参加率」や「人間関係構築能力に長けた講師陣が作るアットホームなクラス」などで実現しています。また、全クラス10人以下の少人数制のため一人一人が丁寧な指導を受けることができる点や他のスクールでは学ぶことができない「テーマパーク」、「J-POP」、「アイドル」といったジャンルがあり慣れ親しんだ音楽で踊ることができる点も初心者におすすめのポイントです!体験は他のスクールではあまりやっていない常時無料なので初心者の方でも気軽に参加できるようなスクールとなっています。

 

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